行政・団体国土交通省は21日、日本式コールドチェーン物流規格とも呼ばれる「JSA-S1004」を東南アジア諸国連合(ASEAN)へ展開するための官民一体となった取り組みを進める「普及委員会」の2回目会合をオンラインで開催する。
同規格は昨年6月、日本規格協会がコールドチェーン物流サービス規格として発行したもので、ASEAN諸国への普及を前提として日本語と英語の2か国語で作成。これらの国々で倉庫事業者、運送事業者が低温保管、低温輸送に関する作業を行うに当たって「考慮すべき事項」が盛り込まれている。
国交省では、この規格を海外へも普及させる目的で、関係省庁、団体、物流事業者で構成する委員会を設置。21日の会合では、普及戦略の骨子案を検討するほか、アクションプランの構成案などについても話し合う。