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ASEAN向け日本式コールドチェーン普及戦略策定

2021年3月26日 (金)
国土交通省は26日、日本式コールドチェーン物流サービス規格のASEAN(アセアン)への普及を推進するため、普及戦略とマレーシアでのアクションプランを策定した、と発表した。

行政・団体普及戦略は、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアを重点5か国として、(1)荷主・消費者に対するコールドチェーン物流に関する周知・啓発の実施(2)重点国政府などによる規格の普及への積極的な関与の促進(3)規格の認証体制の整備(4)物流事業者による日本式コールドチェーン物流サービス規格認証取得の促進——の4つの基本方針のもと、普及を効果的に進めていくための取り組みの方向性を定めたもの。

2020年度は普及戦略に基づき、各国の事情を踏まえた具体的な取組内容とその手順を示した国別アクションプランの最初の対象国としてマレーシアを選定し、「マレーシアでの日本式コールドチェーン物流サービス規格の普及に向けたアクションプラン」を策定。

普及戦略の方針の一つに掲げている「規格の認証体制の整備」の具体的な取り組みとして、運輸総合研究所と連携して重点国の認証機関が規格の認証審査を行う際に確認すべき事項などを定めた「JSA-S1004認証審査ガイドライン」も定められた。

今後は普及戦略に基づき、ほかの重点国(インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム)でも段階的にアクションプランを策定していく。