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三井倉庫HD、ヘルスケア物流新会社に出資

2026年3月25日 (水)

財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は25日、スズケンが4月1日付で設立する新会社「コラボクリエイト」への出資を決定したと発表した。医薬品や医療機器を含むヘルスケア領域の物流課題に対し、複数企業の機能を結集して対応する体制を構築する。

新会社には三井倉庫HDのほか、セイノーHD、東邦HD、大木ヘルスケアHD、八神製作所、宮野医療器が参画し、さらにソフトバンクと業務提携を行う。メーカー、卸、物流など異なる立場の企業が横断的に連携することで、従来の個社対応では難しかった課題解決を目指す。

少子高齢化や在宅医療の拡大に伴う需要構造の変化に加え、人手不足や輸配送能力のひっ迫など供給制約が深刻化している。医薬品物流では温度管理や品質保証、リードタイムなどの要求水準が高く、災害時の安定供給も含め、単独企業での対応には限界が指摘されている。

コラボクリエイトはノンアセット型の総合提案企業として、調達からラストワンマイル、さらには在宅医療領域まで含めたサプライチェーン全体の最適化を図る。各社の物流機能やネットワーク、ノウハウを組み合わせ、最適な物流設計と運用を提案し、実行は各事業会社が担う仕組みとする。

三井倉庫HDはこれまで医薬品・医療機器向けに物流サービスを展開してきたが、今回の参画により対象領域をさらに拡大する。単なる物流受託にとどまらず、複数企業の連携によるプラットフォーム型ビジネスへと踏み出す。

医療物流では、過剰在庫や廃棄ロスの削減、CO2排出の低減など社会的要請も強まっている。今回の取り組みは、安定供給と効率化、環境対応を同時に満たす新たなモデル構築を目指すものだ。今後、ヘルスケア物流が個社最適から業界横断の連携へと軸足を移す契機となる可能性もある。

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