大和物流、京都に3拠点目の物流センター着工

拠点・施設大和物流は1日、京都に3拠点目となる物流拠点「久御山物流センターII」（仮称、京都府久御山町）を建設すると発表した。

インターネット通販の市場拡大によって物流施設需要が高まっていることを受け、同社は2018年7月に「久御山物流センター」（同町）、20年8月には「京都物流センター」（京都市南区）を稼働させたが、さらに物流需要が増えると見て、新拠点の建設を決めた。

現地は第二京阪道路久御山南インターチェンジ（IC）から2キロ、京滋バイパス巨椋ICから5キロに位置し、関西の主要都市にアクセスしやすい。23年度には新名神高速道路が全面開通となり、6.5キロ離れた八幡京田辺ICが利用可能となる。

建物は多層階構造で、屋内トラックバースを採用することで上階層の保管可能面積を広く確保するとともに、天候に左右されない入出荷業務を行うことができるようにする。搬送設備は4層の倉庫内に貨物用エレベーターと垂直搬送機をそれぞれ3基設置する。

延床面積は2万4501平方メートル（7411坪）で、分散された拠点の集約にも対応。既存の久御山物流センター（3309坪）、京都物流センター（4381坪）と、京都エリアの3施設合わせて1万5000坪の物流スペースを確保することで「繁閑による在庫量の増減への対応、車両や人員の連携による安定的な施設運営、顧客へのソリューション提案を展開する」としている。