大和物流、久御山町に海コン車対応の物流施設

拠点・施設大和ハウス工業傘下の大和物流は24日、京滋バイパス久御山インターチェンジ（IC）と第二京阪道路久御山南ICに近い立地が特徴の物流施設「久御山物流センター」（京都府久御山町）を開発する、と発表した。27日に着工する。

近畿2府4県にアクセスしやすい立地を生かしつつ、荷役業務の効率化・省力化や「創エネ」「省エネ」といった環境に配慮する物流拠点として建設する。

久御山南ICと久御山ICにはそれぞれ2キロ以内でリーチし、大阪・奈良・滋賀といった周辺府県から兵庫・和歌山県まで近畿全域をカバーできる。近鉄京都線伊勢田駅から徒歩圏内にあり、住宅地にも近いことから、職住近接の利点も見込める。

構内は1階部分にロールボックス（かご台車）や海上コンテナなどの取り扱いに適した高床式トラックバースを16台が同時接車できる仕様で配置。10メートルの庇で雨天でも積み卸しできるよう配慮し、スムーズにトラックの荷台へフォークリフトや台車を誘導できるドックレベラーや垂直搬送機などの搬送設備も備える。

環境面では、センターの屋上に1800枚・総発電容量500キロワットのソーラーパネルを敷設し、一般家庭220世帯分の年間使用電力量に相当する年間69万キロワット時の予定発電量を見込む。全館の照明にLEDを導入する。

■施設概要
名称：大和物流「（仮称）久御山物流センター」
所在地：京都府久世郡久御山町市田祇園田5-1他
敷地面積：9973.41平方メートル（3017坪）
延床面積：1万947.67平方メートル（3312坪）
構造・規模：鉄骨造・地上3階建て（倉庫2層）
着工日：2017年11月27日
竣工：2018年6月末
稼働：2018年7月