ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大和物流、京都・久御山に新たな物流拠点開設

2018年6月29日 (金)
空白

拠点・施設大和ハウス工業は29日、物流子会社の大和物流が京都府久御山町で物流施設「久御山物流センター」を竣工し、7月2日から本格稼働すると発表した。近畿では10拠点目で、一部スペースは文書保管センターとして運用する。

新施設は、4トン車が21台同時に接車できる高床式トラックバースと、高速道路へのアクセスに優れた立地、入出荷作業・保管から輸送手配まで一元的に手配できる対応力が特徴。

高床式トラックバースはロールボックスパレット(かご台車)や海上コンテナなどの取り扱いにも適したもので、奥行き10メートルの庇で雨天時でも貨物の積み卸しが可能。建物の搬入口とトラックの荷台との高低差をなくす「ドックレベラ―」を設け、バース直結の貨物用エレベータを備えて荷役効率にも配慮している。倉庫、事務所の全館でLED照明を採用し、屋上には500キロワットの太陽光パネルを敷設した。

京滋バイパス久御山インターチェンジ(IC)、第二京阪道路久御山南ICからそれぞれ2キロと、高速道路へのアクセスに優れ、京都、大阪、滋賀、奈良だけでなく兵庫、和歌山、三重などのエリアへも接続しやすい。近鉄京都線伊勢田駅からは2.6キロの距離にあり、近隣には住宅地が多いことから、多くの人手を必要とする流通加工業務の対応に優れる。

こうした立地特性を活かし、商品保管、在庫管理、入出荷作業、流通加工、共同配送など幅広い物流ニーズに対応したサービスの提供が可能で、大和物流では近隣の物流センターと連携させて物流事業の拡大につなげる。

■施設概要
名称:大和物流「久御山物流センター」
所在地:京都府久御山町市田祇園田5-1
敷地面積:9973.41平方メートル(3017坪)
延床面積:1万947.67平方メートル(3312坪)
構造・規模:鉄骨造地上3階建て(倉庫2層)高床式トラックバース
設計・施工:大和ハウス工業
駐車場:乗用車28台
貨物用エレベータ:2台(3.6トン、4.6トン)
垂直搬送機:2台(各1.5トン)
床荷重:1F2トン(1平方メートルあたり)、2F1.5トン
環境・省エネ対策:全館LED照明導入、ソーラーパネル敷設(1800枚、総発電量500キロワット、年間予定発電量69万キロワット時)