国内沖縄地区税関が4日に発表した統計資料(速報)によると、那覇空港の1月の国際貨物取扱量は3トンで、前年同月実績から5232トン減少した。
那覇空港は、ANAカーゴが東アジアの貨物ハブ空港として利用していたが、乗務員のやりくりの問題や需要の変化によって昨年3月31日から全便運休となり、加えて国際線旅客便も大規模運休となったことから、昨年4月以降、10か月連続で壊滅状態となっている。
ANAホールディングスは1月29日に貨物専用機の就航を実質的に断念しており、今後の那覇空港は中華航空(台湾)をはじめとする旅客便の貨物輸送が主体となる。