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リンコー、不適切経理処理で2Q最終損益は3.9億円の赤字に

2010年9月13日 (月)

話題リンコーコーポレーションは13日、連結子会社の不適切経理処理に伴う外部調査委員会の調査結果を受け、業績予想の修正を発表した。

 

調査報告によると、同社連結子会社の臨港商事は、長期滞留売掛金を長年にわたり、不適切な経理処理により隠蔽し、貸倒引当金の計上を回避していた。また、取引先に対する売掛金、前渡金について回収が極めて困難な状況であることを認識しながら貸倒引当金の計上を怠り、取引を継続して契約実態のない資金を前渡金として提供し、同社の損失額を拡大させた。

 

リンコーはこれら事実に基づき、臨港商事の取引履歴を検証できる期間にわたり、連結財務諸表の過年度訂正を行い、2011年3月期の第1四半期に特別損失を計上、5月13日の決算発表時に公表した11年3月期第2四半期累計期間の業績予想、通期の業績予想を修正するもの。

 

修正により、第2四半期の当基準損益は前回発表の1億円の黒字から3.9億円の赤字に転落する。