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丸全昭和運輸、原価低減で3Q営業増益

2021年2月8日 (月)

財務・人事丸全昭和運輸が8日発表した今3月期第3四半期(2020年10-12月期)連結決算は、既存貨物の取り扱いが全般的に伸び悩んだ物流事業部門の影響を受け、売上高は887億9300万円(前年同期比3.7%減)だったものの、原価を抑える取り組みが機能し、営業利益は68億1400万円(4.2%増)で減収増益となった。

物流事業は一部のウイルス対策製品の取り扱いが大幅に増加した反面、大部分の既存貨物が減少。

貨物自動車運送事業は関東で日用雑貨が増加、建設機械は減少した。中部は住宅資材や農業化学品が増えた一方、ステンレス製品が減少した。関西では電力機器関連が伸び、日用雑貨や住宅資材が落ち込んだ。このほか、モーター関連製品も減少した。

港湾運送事業は関東、中部で減少。倉庫業は関東、関西で伸び、増収を確保した。鉄道利用運送事業は住宅資材の取り扱いが大幅に減少。物流附帯事業は外航船収入で中東向けプラント案件、国内向け設備輸送の取り扱いが減少した。内航船収入は発電原料が減少。荷捌収入は医療用フイルム、モーター関連製品が減少。航空収入は農業化学品の取り扱い増加した。通期は従来予想を維持する。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高88,793 [-3.7%]57,826 [-5.2%]29,241 [-4%]122,801 [5%]
営業利益6,814 [4.2%]4,401 [4.1%]2,283 [15.4%]8,877 [18.3%]
最終利益4,727 [-27.3%]3,010 [-38.6%]1,689 [-52.1%]8,030 [35.3%]
売上高営業利益率7.7%7.6%7.8%7.2%