財務・人事栗林商船が12日に発表した4-12月期(2021年3月期第3四半期)の連結業績は、売上高が310億5700万円(前年度比10.9%減)、営業利益が3億2000万円(45.3%減)、四半期最終利益が6億1500万円(28.3%増)となった。第2四半期は赤字だった営業利益は、コスト削減などによりプラスに転じた。
主力の海運事業は売上高300億400万円(8.6%減)、営業利益4億5800万円(30.2%増)。北海道定期航路で引き続き紙製品の輸送需要が減少しているものの、燃料費の低廉化やコスト削減、近海航路・三国間定期航路などの堅調維持により減収増益となった。ホテル事業は引き続き営業損失を計上。不動産事業は増収で、前年度並みの利益を確保した。
通期業績については各利益を修正。売上高は前回発表から変わらず410億円(前年度比10.9%減)、営業損益は前回発表比1億5000万円増の0円、最終利益は1億5000万円減の2億円(53.5%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 31,057 [-10.9%] | 19,921 [-15%] | 9,888 [-15.6%] | 45,991 [-3.4%] |
営業利益 | 320 [-45.4%] | -276 [ - ] | -367 [ - ] | 437 [-74.7%] |
最終利益 | 615 [28.4%] | 159 [-38.6%] | 132 [164%] | 430 [-73.7%] |
売上高営業利益率 | 1.0% | -1.4% | -3.7% | 1.0% |