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国交省検討会、大雪時は「ちゅうちょなく通行止め」

2021年2月18日 (木)

(イメージ画像)

行政・団体国土交通省は17日、「冬期道路交通確保対策検討委員会」の会合を開催し、今冬の大雪で頻発した高速道路での車両立ち往生などを受けた、新たな対策方針を大筋で了承した。2018年に同委員会が決定していた「中間取りまとめ」に追加し、3月から4月にかけて正式に改定する。その後は関係省庁や自治体、高速道路会社などと連携して、引き続き対策に向けた検討を進めるという。

発表した資料によれば、今後は短時間で集中的に大雪が降るような場合は「躊躇なく通行止めを実施」するとともに、高速道路と並行する国道などを同時に通行止めにして、一方が大渋滞しないようにする。従来は人流・物流への影響を最小化する観点から、高速道路と並行する国道などを交互に通行止めにして除雪作業を進めてきたが、結果として大規模な渋滞が発生したことから、大雪に見舞われた地域を迂回するルートを選択することなどを促す。

また、短期間の集中的な大雪が予想される場合には「国民の行動変容を促す取り組み」を通じて、国民が通行止めの必要性を理解し、主体的に道路の利用抑制に取り組む環境を醸成すべきと説明。そのほか、迂回などについては物流事業者だけでなく、荷主にも協力を求めるとしている。