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JMU、次世代省エネバルク船「サザンクロス」引渡し

2021年2月19日 (金)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)はこのほど、津事業所(三重県津市)で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア(G208BC)「サザンクロス」を引き渡した。鉄鉱石・石炭の太平洋トレード用のケープサイズバルカーとして17隻を引き渡した20万DWT型省エネ船「G209BC」に続く、新構造規則適用版(G208BC)の10番船。

SOxスクラバーを搭載し、2020年1月1日から一部指定海域を除いた一般海域へ適用されるSOx(硫黄酸化物)排出規制に適合。

電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラを採用することで、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成している。このほかバラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持などに適合するなど、さまざまな環境規制に対応している。

サザンクロスは全長299.99メートル、幅500メートル、深さ25メートル、喫水18.4メートルで、載貨重量20万8670トン、総トン数は10万7450トン。主機関には「MAN-B&W7S65ME-C8.5」ディーゼル機関1基を採用しており、航海速力は14.5ノット。定員は25人で船級はNK、パナマ船籍。