ロジスティクスMSCは現地時間の10日、東南アジアと米国カリフォルニア州ロングビーチを結ぶ新たな貨物船航路「セントーサ・サービス」を開設すると発表した。シンガポールからタンジュンペラパス(マレーシア)、レムチャバン(タイ)、ブンタウ(ベトナム)を経由してロングビーチに向かうもので、復路は上海、寧波、厦門を経由してシンガポールに戻る。4月上旬からコンテナ船「MSCオルネラ」で運航する。
同社は新航路により、東南アジア・カリフォルニア間の貿易における物流のバランスを改善するとともに、輸送時間も大幅に改善できることをアピールしている。また、昨年の「ジャガー・サービス」での抜港により減少した、レムチャバン-米国間の輸送を補うとしている。