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物流連、環境対策の表彰・啓蒙活動に継続注力

2021年3月15日 (月)

行政・団体日本物流団体連合会(物流連)はこのほど、2021年度の第2回物流環境対策委員会を開催し、2021年度の活動計画案などを承認した。引き続き「物流環境大賞」などの各種表彰制度を実施し、優良事例は講演会などによって普及・促進に努める。また、脱炭素化の先進事例・施策を紹介する連絡会やセミナーなども適宜開催し、情報提供に努めることとした。

東京五輪開催時の交通の混雑に関する問題については、今後も政府や東京都などから最新の情報を収集し、周知を図る考え。2010年度の活動報告については、官民による五輪開催時の交通混雑緩和を目指す「東京2020TDM推進プロジェクト」に物流連が参画したことを説明した。

この日は会合に先立ち、第7回の「モーダルシフト優良事業者表彰」で大賞を受賞したF-LINE(Fライン、東京都中央区)による講演会も実施。近年の自然災害の頻発を受けて荷主企業にリードタイムの延長を提案し、鉄道・船舶などを含む複数の輸送モードによる「複々線化」に成功したことで、災害時でも安定的な輸送を維持した事例を紹介した。

なお、今回の会合はオンラインでも開催したことにより、関東圏外からの参加者も含めて計83人が参加。次回の会合は9月頃に開催する。