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スエズ座礁、運河入り待機のコンテナ船滞留続く

2021年3月29日 (月)

事件・事故エジプトのスエズ運河で現地時間23日に巨大コンテナ船「エバーギブン」が座礁し、現在も運河の往来を妨げている件について、海外のコンテナ船各社は影響や今後の対応などについて発信を続けている。このうちマースクは、28日の時点で同社とパートナー企業の船舶3隻が運河内に滞留し、27隻が運河に入るのを待っていることを報告。そのほかにも数十隻が寄港地での停泊を続けていることなどを明らかにした。

CMA CGMは20隻近くが通過待ちの状態にあり、2隻が迂回を決定したことを発表。まだ積み込まれていない貨物については、代わりの海上ルートや、空路・陸路による代替案を検討中としている。

MSCは26日に、10隻超のルートを喜望峰経由の迂回ルートに変更したことを明らかにした。そのほか、2隻が寄港地で積み荷を下ろしたのち、帰港することを伝えた。

なお、エバーギブンを運航している台湾の長栄海運(エバーグリーン・マリン)は29日午前の時点で、引き続き早期の離礁に向け、船体下の土砂の撤去作業などを継続していることを報告した。