荷主東邦ガスグループは3月31日、2021年度の事業計画を公表した。物流関連ではLPG(液化石油ガス)事業の拡大に向け、配送会社の東液供給センター(名古屋市熱田区)とリピックス(名古屋市熱田区)を統合し、グループ全体の充てん・配送を効率化する。また、配送システムの再構築に加えて、遠隔検針技術などを活用して配送を最適化するとしている。
そのほかにはLNG(液化天然ガス)に関して、調達地域の分散化や契約形態の多様化などにより安定的な調達体制の構築に努める。また、上流権益や中流事業、LNG船への出資などにより、調達中のLNGのバリューチェーンへの関与を強化する。同社グループは今月に入り、新たにカナダでのLNG液化事業への出資を決定している。