ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

L&F、自動運転フォークにレーザーリフレクタ式導入

2021年4月5日 (月)

リノバAGF(出所:トヨタL&Fカンパニー)

サービス・商品豊田自動織機の物流機器部門、トヨタL&Fカンパニーは5日、自動運転フォークリフト「リノバAGF」にレーザーリフレクタ誘導機能を追加し、5月から国内販売を開始すると発表した。

レーザーリフレクタ式は、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナで検出することで、フォークリフトが自己位置を検知しながら自律走行・稼働するシステム。積み込みや荷下ろしなど、高度な作業精度が求められる荷役にも適している。

この新機能を追加することで、リノバAGFは「磁気ガイド式」「レーザーSLAM式」「レーザーリフレクタ式」の自動運転3パターンと「有人運転」の併せて4パターンから運転モードを選択できるようになる。定格重量は1トンから3トンまでの6種類。

リノバAGFは、EC市場の拡大や物流倉庫の増加、労働力不足を背景に、同社が2017年12月に発売した自動運転フォークリフトで、19年6月には床面に走行ガイドとして磁気棒を埋め込む工事が不要なガイドレスタイプの製品ニーズの高まりを受け、レーザーSLAM式機能を追加していた。

レーザーリフレクタ式の導入について、同社は「走行から荷役まで、床面工事不要で導入したい顧客の強い要望に対応した」と発売の意図を説明している。

4月6日にリニューアルオープンする「トヨタL&Fカスタマーズセンター東京」で実物を見ることができる。