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花王、日本初の自動運転フォークリフト導入に成功

2024年8月30日 (金)

▲積み込み作業を行うフォークリフト(出所:花王)

ロジスティクス花王は30日、ことし7月に、同社豊橋工場(愛知県豊橋市)の次世代倉庫内において、日本で初めて「自動運転フォークリフトによるトラックへの積み込み作業の実用化」に成功したと発表した。

同工場では、ヘアケア・スキンケアなど少量多品種の製品を生産しており、2023年3月に次世代倉庫が完成し、工場から製品を入庫、仕分け、出庫するまでを自動化していたが、出庫後のトラックへの積み込み作業においては、荷物やトラックの都度異なる規格への対応や停止位置の誤差調整などから、人の経験を活かしたフォークリフト運転技術が必要だった。

同社は、積み込み作業の自動化に向けて21年より豊田自動織機と協働を開始していた。今回実用化に成功した自動運転フォークリフトはことし10月に本格導入し、日常的に稼働する予定。これにより製品入庫からトラックへの積み込みまで完全自動化された倉庫が実現する。

同社は、自動化を実現させるロボットフレンドリーな倉庫環境の構築と、製品入庫からトラックへの積み込みまでをスムーズに自動化するオペレーション設計を行い、トラック輸送にも対応した業務プロセスの構築や、倉庫内の設備を制御するITシステム(WCS)との連携を行った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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