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燃料電池と自動運転のフォーク披露、トヨタL&F

2022年9月15日 (木)

▲トヨタL&Fが展示した新型燃料電池フォークリフト

話題東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の国際物流総合展2022で、豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは、このほど発売した燃料電池(FC)フォークリフトの新型車と、開発を終えた自動運転フォークリフト(発売未定)を披露した。環境負荷軽減と労働力不足という2大課題に直面する物流業界の要請に応える。

同社によると、CO2を排出しない燃料電池フォークの新型は13日に発売した。燃料は水素と酸素。車両価格は従来型より30%安い998万円前後に抑えた。国の補助の適用を受ければ680万円程度で導入できるという。

▲新型燃料電池フォークリフトの水素取り入れ口

同じく排ガスを出さない電動車より高いが、電動車が充電に数時間かかるのに対し、燃料電池車は3分で水素の充填が可能で、利便性が高い。1回の充填で8時間稼働する。

自動運転フォークリフトは、カメラと3Dレーザーセンサーを通じて車両自身が周囲の荷物やパレットを位置を認識し、AI(人工知能)が最適なルートを判断し、自律的に搬送作業を行う。現在は実証試験段階にあり、発売時期は未定だが、2024年には間に合わせたい考えという。

▲デモンストレーションを行うトヨタL&Fの自動運転フォークリフト

国際物流展2022特集、現地取材記事を随時公開