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九州電力、福山にムロオ用の冷凍冷蔵倉庫

2021年4月19日 (月)

▲九州不動産が取得した冷凍冷蔵倉庫の外観(出所:九州不動産)

拠点・施設九州電力グループの九電不動産(福岡市中央区)は19日、このほど広島県福山市で大和ハウス工業から冷凍冷蔵倉庫を取得したことを明らかにした。チルド便に強みを持つムロオが使用する。

九電グループは昨年11月に、川崎市の冷凍冷蔵倉庫の私募ファンドに出資することで物流施設事業に参入。今回の取得案件が2つ目の案件で、九電不動産単独で取得した物流施設は初めてとなる。今後は電子商取引の拡大などの追い風を受けて不動産事業を強化することで、九電グループ全体の収益基盤の強化を目指す考え。

同施設は敷地面積1万3188平方メートル、延床面積1万2431平方メートルで、山陽自動車道の福山西インターチェンジに近く、中国・四国地方を配送圏とする倉庫や事業所などが集積するエリアに位置。また、築4年以内の鉄骨造・合金メッキ鋼板ぶき3階建てで、高い機能性と築年数の浅さを備えた冷凍冷蔵倉庫は希少という。

なお、同社グループは「九電グループ経営ビジョン2030」において30年の連結経常利益1500億円を目指すうち、5割を国内電気事業以外とする考え。今後も事業領域の拡大に向けた都市開発などに取り組むとしている。

■物件概要
所在地:広島県福山市南松永町2-224ほか
敷地面積:1万3188.37平方メートル
建築時期:2017年8月
構造:鉄骨造・合金メッキ鋼板ぶき3階建て
延床面積:1万2431.34平方メートル
用途:冷凍冷蔵倉庫
テナント:ムロオ