
(出所:マースク)
国際APモラー・マースクのインド法人はこのほど、新たな輸送サービスとして「オートモーティブ・エクスプレス」を開始した。首都デリー郊外のグルガオンと、同国北西部グジャラート州のピパバブ間を鉄道で結ぶもので、インド国内の鉄道輸送などを手がけるゲートウェイ・レール社と共同で提供する。
オートモーティブ・エクスプレスは、インドの自動車産業のサプライチェーン合理化のニーズを受けた鉄道とコンテナ船によるインターモーダル輸送サービス。自動車部品の輸入や完成車の輸出のスケジュールを安定化することで、コストと時間の効率を高める。なお、両社はすでに、共同で輸出専用の2つの鉄道サービスと輸入専用の4つの鉄道サービスを展開している。
自動車産業やIT産業などが急成長しているグルガオンのインランドデポと、ピパバブ港のコンテナターミナルを、180TEUのコンテナ貨物列車で往復する。マースクは信頼性の高いサプライチェーンを維持するために、ピパバブ港では優先的にコンテナの積み替えを実施するとしている。