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メルセデスの電動トラック、ビール醸造所でも活躍

2021年4月26日 (月)

(出所:ダイムラー)

国際独ダイムラーによれば、メルセデス・ベンツ・トラックの電動トラック「eアクトロス」は現在、ミュンヘンのビールメーカーであるパウラナー社の物流子会社により、市内でビールや広告資材などを輸送している。パウラナーは2018年に開始したeアクトロスの導入プログラム「イノベーション・フリート」の最終テスト顧客で、ダイムラーは今年の後半からeアクトロスの本格的な生産を開始する見通し。

パウラナーによれば、eアクトロスの走行距離は1日あたり100キロメートルから200キロメートルに及び、ドライバーの満足度も高いという。ダイムラーは導入プログラムから得た知見として、使用しているプロトタイプ車両が、地形や気温、高速道路や一般道など道路の差異に関わらず「パフォーマンスの面で従来のディーゼルトラックに劣らない」とアピールしている。

なお、eアクトロスの2つの電気モーターの出力はそれぞれ126キロワット、最大トルクは485ニュートンメートルで、出力は従来のトラックと同レベルという。搭載するリチウムイオン電池は240キロワット時の電力を供給する。