郵便クラウド受取のatena、需要増でセンター移転

拠点・施設郵便クラウド受取サービス「atena」（アテナ）を提供するN-Technologies（Nテクノロジーズ、東京都中央区）は6日、都内のatena専用センターを移転するとともに、従来の3.2倍に拡張した。テレワークの普及などによる需要拡大を受けたもので、オペレーション体制を強化するとともに、郵便物のスキャン速度の向上などの検討も進めるとしている。

アテナは会社に届く郵便をすべて電子化し、テレワーク中の自宅などから確認できるようにするクラウドサービスで、郵送物の受取・管理・スキャン・不要な郵便物の処理などの作業をシステム上で一元管理する。

同社は昨年6月に、セキュリティレベルの向上に向け、執務スペースと分離したアテナ専用のセンターを都内に設立。その後、事業規模の拡大に伴い10月には前センターに移転した。移転先は保安上の理由から公開しておらず、セキュリティに関しては従来通り、生体認証によるアクセス制限や、24時間・365日間の記録・監視・警備体制を継続するとしている。