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日本航空、20年度の貨物郵便事業は売上高4割増

2021年5月7日 (金)

財務・人事日本航空が7日に発表した2021年3月期(20年4月-21年3月)の通期連結決算によると、貨物郵便事業の売上高は1288億円(40.6%増)で前年度から大幅に増加した。

各社がコロナ禍により旅客便を大幅に減便し、貨物輸送スペースが不足したことによって貨物単価が高騰した中、他社貨物機なども利用して輸送需要を大きく取り込んだ。旅客機に乗客を乗せずに貨物だけ積載する貨物専用便は、20年度内に1万5299便運航。6月から運航を開始した子会社のLCC「ジップエア」も貨物専用便として使用した。

なお、今期の業績予想については、引き続きコロナ禍の先行きが不透明であることから、発表を控えた。一方、同日に発表した25年度までの中期経営計画では、最終年度の貨物郵便事業の売上高を、19年度の1.5倍にまで拡大する方針を示している。