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玉井商船、売上55億円めざす3か年の新中計

2021年5月14日 (金)

ロジスティクス玉井商船は13日、2021年度から23年度までの新たな中期経営計画を策定した。経営目標として最終年度の売上高55億円、営業利益3億円、経常利益2億5000万円、ROE(自己資本利益率)3.7%を掲げる。現在の貨物・航路・顧客の安定的な契約確保に加えて、新規貨物航路の開拓などに取り組む考え。

外航海運業については、太平洋と大西洋を結ぶ「トランスオーシャン輸送」の拡充を目指すとともに、国内外の規則に対応した船隊の確保と整備に努める。内航海運業については、運航する船舶や顧客の航路に寄与する新規貨物の獲得や航路の確立に努める。

そのほかには成長に向けた資源投資として、代替・純増の外航船建造や、短・長期傭船計画の検討から実行までについても注力するとしている。

なお、玉井商船が11日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が47億2300万円(前年度比8.4%減)、営業損失が1200万円(前年度は2億4300万円の損失)、最終損失が8300万円(7億700万円の損失)。前期に続き利益面では損失を計上したものの、いずれの項目も減少幅を大きく圧縮した。

玉井商船の20年度、売上8%減も赤字幅圧縮