IMO、2020年5月までに自動運航船の国際ルール策定

ロジスティクス国際海事機関（IMO）はこのほど英国ロンドンで開いた海上安全委員会で、自動運航船の国際ルール策定に向けた現行基準の整理方法やスケジュールを決定した。

第一段階として「有志国」が分担して2019年9月頃までに自動運航船の運航を妨げたり、修正・確認が必要になりうるIMO規則を特定。第二段階では、20年5月に開催される海上安全委までに、自動運航船の運航の実現に必要なIMO規則の改正や、新規策定などの具体的な方策を検討する。

また、今回の委員会では、燃料油の品質などによる安全上の問題についても提起され、来年6月に予定されている次回会合以降も審議を継続することが決まったほか、非強制の「船員の疲労に関するガイドライン改正案」を承認した。