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鴻池運輸、全トラックにナウトのAIドラレコ導入へ

2021年5月21日 (金)

ロジスティクス鴻池運輸は21日、同社グループが保有するすべてのトラックと業務連絡車の計2460台に、米国ナウト社製のAI搭載通信型ドライブレコーダーの導入を進めていることを明らかにした。すでに835台に導入済みで、2023年3月までに全車両への導入を完了する見通し。

同社によれば、グループの業務用車両に導入していた従来のドライブレコーダーは、主に事故やトラブルの発生後の状況確認のために使用しており、防止に向けた活用は進んでいなかったという。新たに導入するドライブレコーダーによって、今後は防止に努める考え。

ナウト社のドライブレコーダーは、AIがドライバーのわき見や「3急運転」(急ブレーキ・急加速・急ハンドル)などを検知すると、警告音でドライバーに注意するとともに、管理者には危険運転中の動画や画像を送信。また、警告の頻度やタイミングなどをもとに、各ドライバーの安全運転スコアを算出する。

なお、ドライブレコーダーからの情報はクラウド管理するため、従来のドライブレコーダーのようにメモリーカードなどを抜き差ししたりする必要がなく、ドライバーの負荷軽減にもつながるという。

危険運転検知時に管理者に送信されるレポート(出所:Nauto)