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JR東物流、車両運行の安全推進に高精度AI採用

2024年10月16日 (水)

▲ナウト(出所:Nauto Japan)

サービス・商品東日本旅客鉄道(JR東日本)の物流会社、ジェイアール東日本物流(東京都墨田区)は16日、米AIシステムのスタートアップ、Nautoが開発したAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を、自社配送車両の安全推進と強化のために採用したと発表した。

ナウトは、急制動やあおり運転などの異常な車両の動きを検出するほか、脇見や居眠り、眠気、ながらスマホなどドライバーの危険行為を検知し、リアルタイムで警告するAI搭載安全運行管理プラットフォーム。ドライバーの運転行動を改善するとともに、事故の削減やコンプライアンスの順守を図る。

現在、ナウトのAIには43億キロを超える実走行データが蓄積され、機械学習によって常に進化し続けている。日本では2017年からサービスの提供が始まり、すでに国内700以上の企業に導入されている。

首都圏のJR駅構内キオスクやコンビニエンスストアへの商品配送を担うジェイアール東日本物流は、これまでドライブレコーダー内蔵のデジタルタコグラフを活用し、ドライバーへの安全運転指導を行っていたが、より安全意識を高めるとともに、事故防止策を強化する。

同社では、年内中の全車両への導入を目標にしており、事故の原因を正しく究明して再発防止を図るとともに、事故の予兆をリアルタイムに把握して事故を未然に防ぐ。

また、ナウトのAIドラレコで撮影された映像を活用した危険予知訓練を実施するほか、映像をAIで解析した結果を各個人への効果的な指導、議論につなげるなどして社内全体の安全文化の醸成を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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