ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

住友理工、薄型断熱材がワクチン輸送用箱に採用

2021年5月26日 (水)

▲バイオボックスフリーザー内に張られた「ファインシュライト」(出所:住友理工)

ロジスティクス住友理工は26日、同社が開発する薄膜高断熱材の「ファインシュライト」が、スギヤマゲン(東京都文京区)が製造する新型コロナウイルス感染症ワクチン輸送用断熱ボックス「バイオボックスフリーザー」に採用されたと発表した。同断熱材の使用により、ドライアイスを使用して保冷した場合は電源なしでもマイナス70度以下の状態を12日間保持することが可能になる。

ファインシュライトは塗料化したシリカエアロゲルを不織布に含侵させ、その上にアルミ蒸着フィルムを張り付けたシートタイプの断熱材。ボックスに内蔵された真空断熱材に追加することで、断熱性能を2割向上させるという。