サービス・商品大日本印刷は14日、従来品より27%軽量で長時間保冷可能な「DNP多機能断熱ボックス」を発売したと発表した。

▲新開発した軽量の断熱ボックス(出所:大日本印刷)
同製品は、従来の真空断熱材を用いた「DNP多機能断熱ボックス」の重量を約27%削減したもので、電源を使わずに内部の温度を長時間一定に保つことができる。これにより、長距離輸送にも使いやすく、発泡断熱材を用いた一般的な製品と比較して保冷剤の使用量を大幅に削減できる。保冷剤なしで4時間保冷を維持することができ、同じ量の保冷剤を使用した場合、保冷時間が2.2倍に向上する。
同製品の開発は、国内における冷凍・冷蔵食品市場の拡大を受けたもの。また、2024年問題によるドライバーの人員不足や配送のひっ迫へ年の懸念があることから、輸送者の負担軽減を図る狙いがある。
ボックスは横65センチ×奥行39センチ×高さ44.5センチの内寸で112リットルまで搭載可能であり、折りたたむと横73.5センチ×奥行22.5センチ×高さ51センチとコンパクトに収納できる。また、簡単に組み立てや折りたたみができ、導入企業のニーズに応じたカスタマイズも可能。