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東邦HD、富士フイルムの定温搬送装置事業を承継

2021年5月26日 (水)

▲定温搬送装置(出所:富士フイルム富山化学)

メディカル東邦ホールディングスは26日、完全子会社の東邦薬品が、富士フイルムの完全子会社の富士フイルム富山化学が展開する定温搬送装置事業を簡易吸収分割により承継すると発表した。東邦ホールディングスグループが重点課題と位置付ける、温度帯に応じた物流温度管理体制の構築に向けたもので、6月30日付で承継する見通し。

富士フイルム富山化学は現在、血液製剤や再生医療製品・医薬品などを安全に搬送するための定温搬送装置を提供しており、東邦ホールディングスグループはすでに、バイオ医薬品などのスペシャリティ医薬品の搬送で活用している。

同装置は小型かつ軽量で耐久性があり、電子冷却式で庫内の温度を4度から37度の範囲で一定に保つ。今後はデータ管理システムの構築などを進めることで、メーカーから卸、卸から医療機関までの輸送時における温度管理や、データ管理を強化するという。