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名村造船所、8.4万トン型ばら積み船引渡し

2021年6月3日 (木)

荷主名村造船所(大阪市西区)は2日、佐賀県の伊万里事業所でウェルス・ライン社向けに建造していた8万4000トン型ばら積み運搬船「SAIKAI MARU II」(サカイマルII)を引き渡した。

同船は石炭や鉄鉱石などを運搬するポストパナマックス型ばら積み運搬船で、パナマックス型と比較して、浅い喫水でより大きな載貨重量を確保できることが特徴。また、独自に開発したフィン付き舵などによって推進性能を向上させ、電子制御式主機関の採用などにより燃料消費量の低減を目指したという。

■「SAIKAI MARU II」の概要
全長:229メートル
幅:38メートル
夏期満載喫水:13.49メートル
総トン数:4万7141トン
載貨重量:8万4121重量トン
主機関:J-ENG 6UEC60LSE-Eco-A2 1基
定員:24人
船籍:パナマ