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ボーイング、アラスカ航空とエコ技術実証実験

2021年6月4日 (金)

調査・データ米国のボーイングとアラスカ航空は3日、両社の協働による「エコデモンストレータ―・プログラム」を開始すると発表した。同社の737-9型機に、安全性や環境性能の向上のための新たな技術を20種類近く導入して試験飛行を行うもの。

今夏から5か月間にわたり、(1)オゾン層への影響を大幅に削減する新たな消火剤の使用、(2)米国海洋大気庁との協力による大気中の温室効果ガス測定、(3)エンジン騒音の低減のための新たなエンジンカバーの効果の確認、(4)リサイクルした炭素繊維複合材の客室内壁への活用──などを試みる。試験の終了後は、使用した機材をアラスカ航空に引き渡す。

ボーイングは2012年に「エコデモンストレータ―・プログラム」を開始し、これまでに200近い新技術の実証実験を実施している。