フォーク市場、「2027年に9兆円規模」と予測

調査・データグローバルインフォメーションは、市場調査レポート「フォークリフト市場の成長機会・成長予測 （2020-2027年）」を発売した。フォークリフトの市場規模は、2019年に450億1,000万米ドル（4兆9,250億円）、2020年から2027年にかけて平均7.3%成長して2027年には814億米ドル（8兆9,068億円）に達すると予測している。

2019年の世界のフォークリフト市場は、収益面でアジア太平洋地域が最も高いシェアを占めており、フォークリフト市場の予測期間中はラテンアメリカと中東、アフリカ諸国が顕著な成長率を示すと予想。その背景として、EC（電子商取引）の進展や途上国での経済発展に伴うインフラ投資の増加を挙げている。

一方で、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受けて、生産の見合わせや減産を余儀なくされているメーカーもあることから、フォークリフトの供給力の低下を懸念。国境閉鎖や交通機関の遅延によるサプライチェーンの混乱も、市場に暗い影を落とす要因になりうる、としている。