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エアロネクスト、医療従事者にドローンで牛丼配達

2021年6月10日 (木)

(出所:エアロネクスト)

フードエアロネクスト(東京都渋谷区)は10日、ソフトウェア会社のACCESS(アクセス)などとともに、フードデリバリーアプリ「出前館」で注文された吉野家の牛丼弁当を、横須賀市立市民病院の医療従事者に、ドローンで配送する実証実験を実施した。2019年12月に、神奈川県のモデル事業として採択されていたもので、エアロネクストによれば、注文直後にドローンで温かい食事を医療従事者に配達する試みは日本では初めて。

実証実験では、出前館で注文された吉野家の牛丼弁当を、専用ボックスに格納して、出前館の配達員がドローン離陸地点の立石公園(横須賀市)まで搬送。その後、専用ボックスをセットしたエアロネクストの物流用ドローン試作機が、海上・陸上を合わせて5.2キロメートルを10分間で飛行し、病院の屋上に配達した。牛丼は冷めたり中身が偏ったりしておらず、高い配送品質を証明できたという。

なお、同病院は中等症の新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる重点医療機関病院。医療従事者には昼食のために外出する時間的余裕がなく、院内食堂も、感染症対策のために時短運営されている。

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