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日販物流サービス、川口に4社共同デポ開設

2021年6月14日 (月)

▲NLS川口営業所における集荷の様子(出所:日本出版販売)

拠点・施設日本出版販売(東京都千代田区)と日販物流サービス(埼玉県朝霞市、NLS)は14日、NLSを含む運送会社4社が共同運営するデポとして「NLS川口営業所」(埼玉県川口市)を開設したと発表した。NLSと出版輸送(東京都千代田区)、愛知陸運(愛知県豊田市)ともう1社で運営する。

同営業所は、日本出版販売の週刊誌送品拠点だった入谷営業所の週刊誌送品業務を、他の拠点に移管して昨年10月に撤収したのち、建屋・設備の一部を移転して開設したもの。NLSが都内近郊向けの配送拠点として活用するだけでなく、他の運送会社を招致することで拠点維持費用の削減や、集荷・仕分・返品処理の作業共同化で効率アップを目指すとしている。

業務内容は首都圏書店への配送業務や各出版取次への納品業務、出版社に対する集品・送品業務など。そのほか、薬品メーカーの物流業務、各種スポット配送業務にも対応するとしている。

日本出版販売によれば現在の出版流通は、配送量減による運賃収入の減少に加えて、ドライバー不足に伴う車両不足、仕分作業員不足など多くの課題を抱えており「非常に厳しい状況」が続く。同社は今後も配送網を維持・安定させるために、「出版流通改革」に取り組み続けるとしている。