拠点・施設日本GLP(東京都港区)は22日、相模原市中央区で物流施設「GLP ALFALINK(アルファリンク)相模原II」の起工式を執り行なった。都心に近い立地や、雇用面の優位性などが評価され、すでに一棟利用が決定しており、来年11月の完成を目指す。入居企業については明らかにしていない。
同施設の敷地面積は7万平方メートルで、延床面積は15万1000平方メートル。地上5階建て・PC(プレストレスト・コンクリート)造で、一部は鉄骨造となる。施設内には高度なマテハン設備などを導入し、倉庫の自動化にも対応。また、入居企業からの要望により、最大で570台を収容できる立体駐車場の併設も計画しているという。
「GLPアルファリンク相模原」の共用棟である「リング」には、接続ブリッジを設けて棟内のさまざまなアメニティにアクセスしやすい環境を整える。建物外観は「GLPアルファリンク相模原」の共通カラーである明るい白を基調とし、内装には相模原の里山を表現する、植え込みや木調素材のインテリアを配する。
BCPに関しては、地震対策としてプレストレストコンクリート免震構造を採用。また、環境に配慮し、屋上に太陽光発電パネルの設置を計画するほか、浄化した地下水を利用するとしている。「GLPアルファリンク相模原」は物流施設4棟と共用施設の「リング」からなる総延床面積65万平方メートルの大型物流施設で、8月に「相模原I」が完成し、23年内に全棟が完成する見込み。なお、日本GLPは同施設を含めて、神奈川県内で13件の物流施設開発・運営を行っている。