現代自、燃料電池トラック「エクシエント」米国に

国際韓国の現代自動車は26日、同社が参画する米国カリフォルニア州の大気環境改善プロジェクトに、同社の水素燃料電池を動力とする大型トラック「XCIENT Fuel Cell」（エクシエント・フューエルセル）を使用すると発表した。現代自動車と米国の交通環境センターによるコンソーシアムは、カリフォルニア州などから計2900万米ドル（32億円）の助成金を獲得している。

（出所：現代自動車）

2023年初頭までに、同州北部にクラス8（車両重量15トン以上）のエクシエント30台を配備し、第2四半期から現地の物流企業のグロービス・アメリカが使用する。同社によれば、米国でのクラス8の水素燃料電池トラックの商用展開としては最大規模。同コンソーシアムはオークランドに、大容量の水素充填ステーションを設置することも計画している。

なお、エクシエントはすでにスイスに輸出され、これまでに合計で100万キロ以上を走行している。