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米IT2社、無線通信でワイナリーSCM強化へ

2021年7月28日 (水)

▲近距離無線通信でワインラベルから情報をキャッチ(出所:Avery Dennison Corporation)

国際Avery Dennison Corporation(エイブリィ・デニソン・コーポレーション、米国)とサプライチェーンソリューション開発のSUKU(米国)は28日、世界有数のフランス発祥の高級ワイナリーBoisset Collection(ボワセットコレクション)との新たな協業を発表した。NFC(Near-Field Communication、近距離無線通信)を搭載したワインラベルをスマートフォンでタップすると、限定コンテンツやストーリー、醸造家からのメッセージなど、ワインに関する詳細情報を得ることができる。顧客に対するロイヤリティを確保することでワイナリーの価値を高めるとともに、ワインのサプライチェーンマネジメントを強化する狙いだ。

ボワセットコレクションは、ワインとファッションを融合した洗練さを体現する家族経営のワイナリーとして知られる。NFCをワインラベルに装着することで、ワイン商品へのこだわりを醸造家の語るストーリーとして紹介できるほか、偽造防止など商品価値の維持にも貢献できる。

エイブリィとSUKUは、NFCを活用したソリューションの提供領域を広げることで、商品価値の創造や保護に活用できる優位性を広く訴求していくとともに、物流を含めた商品供給体制を強化できる強みを前面に出し、ブランド価値向上を支援する活動を推進する。