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ENEOS、CO2フリー水素サプライチェーン構築へ

2021年7月28日 (水)

環境・CSRENEOS(エネオス)は28日、二酸化炭素フリーの水素サプライチェーン構築に向け、「東京湾岸エリアにおける水素利活用調査事業」と「むつ小川原地区における水素地産地消モデル調査事業」を実施すると発表した。ともに同日に、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の予算事業として採択されている。

東京湾岸エリアでは、川崎臨海部を中心に水素供給モデル構築を目指した調査を行い、同社の製油所をCO2フリー水素受入・供給拠点と想定して、既存パイプラインを活用した大規模水素ユーザーへの効率的な水素供給モデルの構築を検証する。具体的には、既存パイプラインの調査や同エリアの企業へのヒアリングを実施し、既存設備の有効活用や水素パイプラインの拡充に向けた課題を整理する。

むつ小川原地区では、水素の地産地消モデルの構築に向け、同社独自の水素エネルギーマネジメントシステムを活用して、風力発電などによる再生可能エネルギーから水素を製造し、液化して貯蔵するプロセスなどを検証する。

▲東京湾岸エリアにおけるCO2フリー水素サプライチェーンの全体像(出所:ENEOS)