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アスティナ、規則定義不要な文字認識システム開発

2021年8月5日 (木)

サービス・商品ASTINA(アスティナ、東京都墨田区)は4日、AI(人工知能)で物流倉庫や工場での各種伝票や包装類などをOCR(光学文字認識)で検知できるシステムの提供を始めたと発表した。数字や文字列を確認する作業を自動化できることで、現場業務の効率化を推進する。

書類や、工場内のメーターの読み取りが可能になっている(出所:ASTINA)

新システム「OKIKAE for AI外観検査」は、AIを活用したOCRで、さまざまな文字列や数字を識別できる。従来のOCR技術はルール定義をした範囲でしか識別できなかったが、新システムは、ディープラーニングを行うことで、一定の型にはまらない認識が可能となった。

例えば、物流現場に導入する場合、配送品の荷札に記載された数字が手書きで訂正されている場合も、正確に読み取ることができる。製造ラインのアナログ計器盤も認識できる。食品や繊維製品など形状の不定なものや自然物についても、正確に情報を読み取れるという。