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SGシステム、佐川急便向けAI-OCRを外部提供

2021年1月27日 (水)

サービス・商品SGホールディングスは27日、傘下でIT関連事業を手掛けるSGシステムが、人工知能を活用した光学文字認識(AI-OCR)を外部向けにサービス化して提供開始したことを発表した。

▲システムのイメージ

新サービス「Biz-AI×OCR」に使用するAI-OCRは、もともと佐川急便が取り扱う配送伝票の入力業務自動化に向けてフューチャーアーキテクト社と共同開発したもので、佐川急便では作業時間を8400時間短縮した実績を持つ。

複数のAIエンジンの中から、日本語、アルファベット、数字などの文字種に合わせて最適なAIを選択できるため、さまざまな伝票や帳票に対応するのが特徴で、従来のOCRでは読み取ることが難しかった手書きの伝票や非定形の帳票もAIが解析して自動で読み取ることができるという。

また、「Biz-AI×OCR」ではAI-OCRが読み取った後の補完入力や入力確認を行う機能のほか、AIの読み取り自信度が低いものだけ人手を介入させる機能や、管理者向けのポータル機能も備える。

標準サービスでは汎用的なAIエンジンをクラウドサービスとして利用できるが、より高い精度を求める場合には、顧客用に学習させた独自のAI-OCRエンジンを構築することも可能で、顧客企業のネットワーク環境下に構築するオンプレミス版の提供も準備しているという。