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日本郵政1Q、郵便・物流は増益で国際物流は黒字

2021年8月11日 (水)

財務・人事日本郵政が11日発表した、2022年3月期第1四半期連結決算は、経常収益が前年同期比2.5%増の2兆8640億7300万円、経常利益が同2.2倍の2884億9500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.0倍の1597億3600万円で増収増益となった。

郵便・物流事業部門の経常収益は4891億1300万円、経常利益は207億3400万円で減収増益。取扱数量は新型コロナウイルス感染症の拡大による郵便差出数の落ち込みが一巡し、前年同期からほぼ横ばい。ゆうパックは、コロナ禍による「巣ごもり消費」の反動で減少した。営業利益はコスト削減策が奏功して増加した。

国際物流事業部門の経常収益は1811億6800万円で減収ながら、経常利益は39億5300万円で黒字回復。フォワーディング事業における取扱貨物量が増加したものの、アジアでのロジスティクス事業がコロナ予防対策物資の取扱減が響いて減収となったが、営業費用が減少したことで黒字に転換した。

2022年3月期の通期業績予想は、ことし5月14日公表の前回予想数値を据え置いた。