拠点・施設ロジランドは19日、建設中の「LOGI LAND羽生Ⅰ」「LOGI LAND 羽生Ⅱ」(埼玉県羽生市)について、それぞれ個別企業と全フロア賃貸借契約を結んだと発表した。物流施設の進出が加速する羽生エリアで、人気の高さを改めて示した形だ。入居企業は、首都圏を中心とする広域アクセスや、従業員確保の優位性を好感し、配送拠点に最適と判断したとみられる。
ことし10月末に完成予定の「LOGI LAND羽生Ⅰ」には大手日用品メーカーが、2022年2月末完成の「LOGI LAND 羽生Ⅱ」は大手EC(電子商取引)企業がそれぞれ入居する。両施設ともに広い物流空間を確保してより機能的な構造としたほか、事業継続計画(BCP)対策として非常用発電機を採用している。
最寄りの東北自動車道「羽生インターチェンジ(IC)」を経由して首都圏各地へのアクセスもしやすい。住宅地や鉄道駅も近く従業員の募集もしやすいことから、配送センターとして優位性の高い立地と言える。
ロジランドの羽生エリアにおける物流施設開発をめぐっては、「LOGI LAND 羽生Ⅲ」も2022年7月末の完成予定で、複数のテナントから入居希望が寄せれれているという。
■「LOGI LAND 羽生Ⅰ」の概要
所在地:埼玉県羽生市須影193-1
敷地面積:2万1323平方メートル
延床面積:2万4389平方メートル
構造:鉄骨造、地上2階建て
交通:東北自動車道「羽生IC」6キロメートル
着工:2020年11月30日
完成:2021年10月末(予定)
■「LOGI LAND 羽生Ⅱ」の概要
所在地:埼玉県羽生市下新郷1951-1
敷地面積:1万7321平方メートル
延床面積:2万4991平方メートル
構造:鉄骨造、地上3階建て
交通:東北自動車道「羽生IC」6.5キロメートル
着工:2021年3月1日
竣工:2022年2月末(予定)
■「LOGI LAND 羽生Ⅲ」の概要
所在地:埼玉県羽生市小松18
敷地面積:1万9673平方メートル
延床面積:3万5828平方メートル
構造:RCS造、地上4階建て
交通:東北自動車道「羽生IC」6.2キロメートル
竣工:2022年7月末(予定)