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「オキッパ」、大分県の再配達削減実験に採用

2021年8月20日 (金)

行政・団体Yper(イーパー、東京都渋⾕区)は20日、置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)が大分県の再配達削減実証実験に採用されたと発表した。大分県は県民300人の無料モニター募集を開始。再配達の実態や二酸化炭素の削減効果を調査し、運送業務で発生する二酸化炭素削減に向けた意識を啓発するための実証実験を行う。脱炭素社会の実現に取り組む自治体が、先進企業の技術や知見を活用して活動を展開する動きが広がってきた。

(出所:Yper)

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりを受けて、EC(電子商取引)の利用は増加の一途をたどっている。都市部だけでなく地方部でも、高齢化の進行も背景に同様の動きが広がっている。一方で、不在時の再配達の増加も宅配ビジネスにおける課題になっており、配送トラックの二酸化炭素排出削減の観点からも、対応が求められている。

大分県の今回の実証実験では、再配達をなくす置き配バッグ「オキッパ」を県民モニターに無償提供する。モニターはことし10月1日から11月14日までの間、自宅の宅配便の受取り状況を記録し、県が集計・分析。「オキッパ」設置による再配達および二酸化炭素排出の削減効果を調べる。

モニター応募期間は、ことし8月20日から9月20日まで。宅配便の再配達率や二酸化炭素排出量の削減などに関するアンケート調査の回答に協力が可能な県民が対象。
申込URL:http://oita-onecatch.jp