調査・データ日本海事センターが24日発表した主要コンテナ航路の荷動き動向(速報)によると、アジアから米国に向かう北米往航(7月)は前年同月比10%増の181万8273TEUで、7月単月の記録を更新するとともに、13か月連続の増加となった。中国(塩田)‐ニューヨーク間の1TEU当たりの運賃(7月)は同4.8倍増の1万2990米ドルで、15か月連続で増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞の影響を受けた前年からの回復傾向が鮮明になっている。
北米復航(5月)は同0.7%減の53万3573TEUで、3か月連続の減少。ニューヨーク‐中国(塩田)間の1TEU当たりの運賃(7月)は同72.5%増の1380米ドルで、15か月連続で増加した。
アジアから欧州に向かう欧州往航(6月)は、同10.2%増の147万1967TEUで5か月連続の増加。中国(塩田)‐英国(フェリックストウ)間の1TEU当たりの運賃(7月)は、同5.4倍増の6970米ドルで14か月連続の増加となった。
一方、欧州復航(6月)は同1.4%増の65万4971TEUで、2か月ぶりに増加に転じた。英国(フェリックストウ)‐中国(塩田)間の1TEU当たりの運賃(7月)は同17.3%増の1630米ドルで20か月連続の増加だった。