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ビットキー、AGV館内集配サービス実証実験に協力

2021年8月25日 (水)

▲自動認証の仕組み(出所:ビットキー)

ロジスティクスビットキー(東京都中央区)は25日、QBIT Robotics(東京都中野区)の自動搬送ロボット(AGV)による館内配送や集荷サービスの実証実験で連携したと発表した。
「異種・複数台の自動搬送ロボットとロボットアームを用いた館内配送集荷サービス」の実証実験(以下、本実験)に技術面で協力。物流業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化の取り組みで、異業種企業が連携する動きが広がってきた。

ビットキーは、スマートロックおよびコネクトプラットフォームworkhubを通じて、AGVの通行時のセキュリティ付自動ドア認証について技術協力した。ビットキーの技術がロボットと連携するのは初めてという。

▲配送に向かう自動搬送ロボット(出所:ビットキー)

実証実験では、ビルの荷捌き場から各テナントの入居階までエレベーターを使用してロボットが移動し、集荷・配送を行った。ロボットとビットキーのスマートロックやworkhubが互いに連携し、ビル内に存在する複数のセキュリティ付自動ドアを解錠して移動することも成功し、館内での配送や集荷業務を担うことができた。

オフィスビルやショッピングセンターなどの大規模施設は、人手不足や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う非対面・非接触での荷物取扱などの課題を抱えている。館内配送・集荷を自動化できるロボットのニーズは今後、さらに高まるとみられる。入退館時に認証が必要なセキュリティ付自動ドア前でのロボット認証が可能になれば、普及が一気に進むことも予想される。