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ハコブの動態管理サービス、食品卸がBCPに活用

2021年8月31日 (火)

導入されたMOVO Fleet(出所:Hacobu)

ロジスティクスHacobu(ハコブ、東京都港区)は31日、食品卸大手のヤマエ久野(福岡市博多区)が動態管理サービス「MOVO Fleet」(ムーボ・フリート)を導入したと発表した。輸配送業務の効率化や、交通障害時の車両位置の把握、自然災害発生時のBCPの強化などが目的。広島・鳥栖・北九州の物流センターで計200台の車両に導入した。

ヤマエ久野は、食品などの仕入れに加えて、スーパーやコンビニエンスストアなどに販売するとともに、商品を店舗に配送する物流機能も有する。しかし、スーパーなどへの配送は時間の制約があるため、交通状況によっては運行管理者がドライバーにルート変更を指示しなければならず、自然災害の発生時には車両の位置を確認するために、運行管理者が常にドライバーと電話でやり取りをしなくてはならないなど、業務の効率化が課題だった。

ヤマエ久野は、業務効率化のためにMOVO Fleetを導入。今月に発生した西日本を中心とする大雨では、各車両の位置情報がリアルタイムで把握。ドライバーへの迂回ルートの指示や、店舗への状況報告をスムーズに行うことができたという。