国際米アマゾンは2日、同国南部のアトランタに新設した「自然災害救援ハブ」から、14万点以上の緊急救援物資を国際的非政府組織「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付したと発表した。大型ハリケーン「アイダ」により、ルイジアナ州などで大きな被害が発生したことを受けた活動。世界でビジネスを展開するアマゾンは、地球規模で発生する自然災害に対する支援への積極的な姿勢を示すことで、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値向上につなげる狙いがある。
アマゾンによれば、同社のスタッフはアイダのルイジアナ州上陸から72時間以内にトラックに物資を積み込み、水や衛生用品、子ども用の玩具などをセーブ・ザ・チルドレンへと輸送。セーブ・ザ・チルドレンは今後、同州の影響を受けた地域の人々への物資の配布を担う。
アマゾンは今年に入り、同社にとって初めての試みとなる自然災害救援ハブをアトランタに開設。米国南東部やカリブ海などで発生するハリケーンなどの自然災害に見舞われた地域に、緊急支援を行うための物資を備蓄していた。