カケハシ、AIで医薬品の発注や在庫を的確に管理

サービス・商品カケハシ（東京都中央区）は8日、医薬品発注・在庫管理システム「Musubi（ムスビ） AI在庫管理」の提供を開始したと発表した。担当者の経験に基づく「勘」に依存した業務スタイルから脱却し、AI（人工知能）を活用した医薬品の的確な発注を実現することにより、薬局業務の効率化と医薬品の欠品・在庫リスク軽減につなげる。

出所：カケハシ

薬局には、患者の処方変更や治療の終了などで使われなくなった医薬品が不動在庫となる課題があった。今回提供を開始したサービスは、AIによる高精度な患者の来局予測や医薬品在庫管理により、半自動発注や店舗間の在庫融通が可能となり、結果として不動在庫の圧縮を実現できる。さらに、不動在庫を自動的に検知し医薬品売却の簡易見積を可能にする「らくトク売却」機能を無料オプション提供することで、薬局の発注や在庫管理にかかわる総合的な課題解決を推進する。

カケハシは、AI技術を駆使した薬局でのDX（デジタルトランスフォーメーション）化を推進することにより、薬局の経営改善と患者満足の向上に貢献する。AIを活用した業務効率化の動きが、多様な業内に広げってきた。